洋楽ランキング

史上最も売れたアルバムTOP20(世界歴代ランキング)

世界で一番売れたアルバムのランキングです。 歴代のCD、アナログレコードの売上枚数とダウンロード販売件数の合計です。 1位はマイケル・ジャクソンの「スリラー」。 収録曲の動画(Youtube)付きで紹介します。

トップ1011~20位21~30位

■ トップ10
順位 作品 解説
1 「スリラー」
(Thriller)
1982年
マイケル・ジャクソン
(Michael Jackson)

【動画】
<アルバム再生リスト>


<ビリー・ジーン>


Thriller→

Beat It→

Wanna Be Startin' Somethin'→

P.Y.T. (Pretty Young Thing)→

Human Nature→

The Girl Is Mine→


【配信】
Amazon→
販売枚数は6600万。 2位以下を大きく突き放しており、この記録を抜くのは今後も難しいと見られている。 1億枚以上売れたという説もある。

ポップ、ファンク、ロック、ディスコなどを網羅し、究極の完成度の高さを誇る傑作アルバム。 「ビリー・ジーン」「今夜はビート・イット」「スリラー」などの名曲を生んだ。 収録曲9曲のうち7曲がシングル発売され、すべて全米トップ10入り。 ダンスで魅了するビデオ映像とともに、世界的な社会現象を巻き起こした。

マイケルにとって6枚目のソロアルバム。 レコーディングに着手した当時若干22歳(発売時は24歳)だった。 前作の「オフ・ザ・ウォール」が大成功したものの、 グラミー賞の主要部門にノミネートされなかった(R&B部門では受賞)こともあり、 マイケル自身は「十分に正当な評価を受けていない」との不満を抱いていたとされる。 そして、音楽の歴史に名を刻むような成功を収めるべく、 前作と同様にクインシー・ジョーンズをプロデューサーに起用。 すさまじい集中力で製作にあたったという。 グラミー賞で8部門受賞の快挙も達成した。

また、レコーディング中に自らのダンスにもさらに磨きをかけ、 アルバム発売後は、プロモーション・ビデオやライブで超人的な踊りを披露した。 マイケルを象徴する「ムーンウォーク」もこのアルバムとともに世に出た。

ビデオの完成度も抜群。 ホラー映画のような「スリラー」やミュージカル映画のような「ビート・イット」などの映像で世界を圧倒。 1980年代中盤以降のMTV全盛時代の流れをつくった。
2 「イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」
1976年

イーグルス
(Eagles)

【動画】
<アルバム再生リスト>

Take It Easy→

Witchy Woman→

Lyin' Eyes→

Already Gone→

Desperado→

One Of These Nights→

Tequila Sunrise→

Take It To The Limit→

Peaceful Easy Feeling→

The Best Of My Love→


【配信】
Amazon→
5100万。イーグルスの最初4枚のアルバムから曲を集めたベスト版。 アメリカ国内だけでみると、「スリラー」に次ぐ史上2位のセールス。

全米チャート1位に輝いた「呪われた夜」「我が愛の至上」など既にシングル発売された9曲を含む10曲が収録された。

コンピレーション版にもかかわらず、曲風などに一貫性があると受け止められ、一つの作品として高い評価を得た。

発売された1974年は年間チャート4位。その翌年以降も長期にわたり売れ続けることになる。 1976年に発売された新作アルバム『ホテル・カリフォルニア』が大ヒットしたことで、売り上げに拍車がかかった。

ドン・ヘンリーらバンドメンバーは、レコード会社が売り上げ優先の考えからベストアルバムをリリースしたことに不満だったという。

ただ、ベストアルバムを出したおかげで、『ホテル・カリフォルニア』をじっくり制作する時間的な余裕が生まれ、バンドのさらなる成功へとつながったと言われている。
3 「バック・イン・ブラック」
(Back in Black)
1980年

AC/DC
(エイシー・ディーシー)

【動画】
<アルバム再生リスト>


Back in Black→

Hells Bells→

You Shook Me All Night Long→

Shoot to Thrill→

Rock And Roll Ain't Noise Pollution→

What Do You Do for Money Honey→


【配信】
Amazon→
販売枚数5000万。
オーストラリアのロックバンドAC/DCの7枚目のアルバム。 ハードロックを全盛時代へと導いた一枚。 シンプルでタフなAC/DCの魅力が凝縮されている。

前作「地獄のハイウェイ」(Highway to Hell)が世界的ヒットとなった。 しかし、ツアー終了後にボーカルのボン・スコットが泥酔中に死亡するという悲劇に見舞われる。 危機的な状況のなかで、新しいボーカリストのオーディションを行い、ブライアン・ジョンソンを迎え入れ、制作された。

「地獄の鐘の音(Hells Bells)」「狂った夜(You Shook Me All Night Long)」「バック・イン・ブラック」といった収録曲は、 より幅広いリスナーを魅了。アメリカで2200万枚売れたほか、英仏独やカナダなどでミリオンセラーとなった。 リード-ギター、アンガス・ヤングの演奏やジョンソンのハスキーな声がさえわたっている。
4 「狂気」
(The Dark Side of the Moon)
1973年

ピンク・フロイド
(Pink Floyd)

【動画】

<フル・アルバム(50周年版)>


<アルバム再生リスト>

<Speak To Me>


Money→

Breathe→

On the Run→

Time→

The Great Gig in the Sky→

Us and Them→

Any Colour You Like→

Brain Damage→

Eclipse→


【配信】
Amazon→
販売枚数4500万。英国のアート系ロックバンド、ピンク・フロイドの8枚目のスタジオ・アルバム。 前衛的で実験的な音を特徴とする「プログレッシブ・ロック」の最高傑作とされる。

人間の心の闇や苦悩、精神的な病をテーマにしている。 効果音を駆使したら立体的な音作りで、芸術性の高さが絶賛された。

商業的にも大成功し、世界で大ヒット。日本でも2位となった。アメリカでは15年以上にわたりチャート入りするなど、ギネスにも認定される記録的なロングセラーとなった。
映画「ボディガード」サントラ
(The Bodyguard)
1992年

ホイットニー・ヒューストン 他
(Whitney Houston / Various artists)

【動画】
<アルバム再生リスト>

I Will Always Love You→

I Have Nothing→

I'm Every Woman→

Run to You→

Queen of the Night (Radio Edit)→

It's Gonna Be A Lovely Day→

Someday (I'm Coming Back)→


【配信】
Amazon→
販売枚数4500万。 当時、ハリウッドで一番の売れっ子俳優だったケビン・コスナーと、最も人気のある歌手だったホイットニー・ヒューストンの2人が主演した映画「ボディガード」のサントラ。

アルバム収録の13曲のうち、最初の6曲をホイットニーが歌っている。

1枚目のシングルとなった恋愛バラード「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が記録的なヒットとなり、アルバムセールスをけん引。 さらに、同じくホイットニーの「アイム・エヴリ・ウーマン」「アイ・ハブ・ナッシング」も全米トップ5入りした。

映画とサントラが、アメリカだけでなく世界的な社会現象に。 日本でもアルバムセールスが洋楽として史上初めて200万枚を突破し、最終的に280万枚売れた。

なお、シングル「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は2018年2月現在、世界史上6番目に売れた曲となっている。
6 「地獄のロック・ライダー」
(Bat Out of Hell)
1977年

ミート・ローフ
(Meat Loaf)

【動画】

<アルバム再生リスト>


地獄のロック・ライダー(Bat Out of Hell)→

ロックンロール・パラダイス(Paradise by the Dashboard Light)→

66%の誘惑(Two Out of Three Ain't Bad)→

You Took the Words Right Out of My Mouth (Hot Summer Night)→


【配信】
Amazon→
4300万枚。 アメリカのロック歌手ミートローフのメジャーデビュー作品。

主にミュージカル俳優として活動していたミート・ローフが、作曲家のジム・スタインマンとタッグを組み、制作した。 スタインマンがすべての曲を作曲している。

ジャンルはロックだが、ミュージカルやオペラ的な要素が濃く、当時のロックの常道から大きくかけ離れていた。 ミートローフもスタインマンもほぼ無名だったこともあり、曲ができあがってから2年半、販売してくれるレコード会社を見つけることができなかった。

ようやくリリースにこぎつけたもの、あまり宣伝されなかったこともあり、当初は売れ行きが悪かった。 しかし、イギリスなどでリスナーから高い評価を得て、ヒットチャートに長年にわたりランクインすることとなる。

母国アメリカでもじわじわと知名度が高まり、チャートの常連となった。 結果的には記録的なロングセラーとして、今でも年間20万枚くらい売れているという。

アルバム収録曲の歌詞は、全体にわたりバイクで事故死した架空の男の話になっている。 この男が、アルバム1曲目の「地獄のロック・ライダー」でバイクのスピードを出しすぎて死亡。 2曲目以降は、地獄に行くまでの間に生前の出来事を振り返る、という設定になっている。

作風に影響を与えたアーティストとしては、クラシック作曲家リチャード・ワグナー、ブルース・スプリングスティーン、ザ・フーらの名が挙げられている。 プロデューサーを務めたトッド・ラングレンの手腕も評価されている。

ミートローフは、本作の続編となるアルバムを2作発表した。 スタインマンは本作の後もミートローフに曲を提供したほか、セリーヌ・ディオンやボニー・タイラー(ヒーロー)らのヒット作の作曲も手掛けた。

2017年には、このアルバムに基づくミュージカルもつくられ、イギリスやカナダで上演された。
7 「ホテル・カリフォルニア」
(Hotel California)
1976年

イーグルス
(Eagles)

【動画】
<アルバム再生リスト>

<ホテル・カリフォルニア>



【配信】
Amazon→
4200万。歴史に残る名曲「ホテル・カリフォルニア」を収録したイーグルス5枚目のアルバム。 空前の大ヒットとなったベスト盤「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」の後に発売。

すでに絶頂だった人気をさらに強固にし、イーグルス旋風を巻き起こした。 米国内のセールスでは、「スリラー」及び自分たちの「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」に次ぐ史上3位。

A面の1曲目にタイトル曲が登場。 砂漠をドライブしていた旅人が、たどりついたホテルで目にした堕落的な世界を哀愁いっぱいに語る。 アメリカの夢の象徴とされたカリフォルニアをテーマに、現実の空虚さを描いた。

ドン・ヘンリーの憂いを帯びた歌声と、ドン・フェルダー、ジョー・ウォルシュの2人によるリードギターが圧巻。 この曲だけでなく、アルバム全体に重苦しい閉塞感が漂っている。

もう1枚のシングル「ニュー・キッド・イン・タウン」も1位になった。
8 映画「サタデー・ナイト・フィーバー」サウンドトラック
(Saturday Night Fever)
1977年

ビー・ジーズ 他
(Bee Gees / Various artists)

【動画】
<アルバム再生リスト>

Stayin' Alive→

Night Fever→

How Deep Is Your Love→

You Should Be Dancing→

More Than a Woman→

Jive Talkin→


【配信】
Amazon→
4000万枚。 1970年代のディスコ全盛時代に一世を風靡した映画「サタデー・ナイト・フィーバー」(ジョン・トラボルタ主演)のサントラ。

全17曲のうち6曲がビージーズの演奏。 シングルカットされた「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」「愛はきらめきの中に(How Deep Is Your Love)」も大ヒットした。

このアルバムでビージーズの人気は頂点に達し、映画に主演したジョン・トラボルタとともに若者たちの人気をさらった。

日本でもディスコブームを巻き起こし、「フィーバーする」という言葉が流行語となった。 グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞。
「噂」
(Rumours)
1977年

フリートウッド・マック
(Fleetwood Mac)

【動画】
<アルバム再生リスト>

Dreams→

Second Hand News→

Don't Stop→


【配信】
Amazon→
4000万枚。英米バンド、フリートウッド・マックの11枚目のスタジオ・アルバム。 完成度の高さ、3人のボーカルと楽器が奏でるハーモニーの美しさなどが称賛された。

全米ビルボードで31週間連続で1位。 グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した。

制作された当時のメンバーは5人。 このうち夫婦だったジョン・マクヴィーとジョン・マクヴィーは直前に離婚。お互いに憎しみをあらわにしていた。 また、スティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムは恋愛関係を解消したばかりで、激しい喧嘩が絶えなかった。 創設メンバーのミック・フリートウッドは、妻が自分の親友と浮気していることを知り、落ち込んでいたという。

メンバーそれぞれが精神的な苦痛を抱えながらも、 スタジオに集まり、制作作業を続けた。 そして、一人一人の思いを曲作りにぶつけ、1970年代を代表する名作を生みだした。
「カム・オン・オーヴァー」
(Come On Over)
1997年

シャナイア・トゥエイン
(Shania Twain)

【動画】
<アルバム再生リスト>

You're Still the One→

From This Moment On(with Bryan White)→

Man! I Feel Like a Woman!→

That Don't Impress Me Much→

You've Got a Way→

Don't Be Stupid (You Know I Love You)→

Honey, I'm Home→

Love Gets Me Every Time→

When→

Come On Over→


【配信】
Amazon→
4000万枚。 カントリー音楽のアルバムとして史上最も売れた。 また、女性アーティストの単独のアルバムとしても、史上最高記録となっている。

カナダのカントリー歌手シャナイア・トゥエインの3作目。 前作のアルバム「The Woman in Me 」がカントリー史上記録的なセールスになったことを受けて、制作の自由度が高まったことから、カントリー音楽の幅を極限まで広げるような作品を目指したという。

ロックやポップなどの要素を上手に取り入れたことで、多くのリスナーの心をつかみ、記録的なヒットとなった。 音楽評論家からもカントリーのステレオタイプな殻を破ったと称賛された。

シングルカットされた「スティル・ザ・ワン」「マン! アイ・フィール・ライク・ア・ウーマン」なども大ヒットした。

トップ1011~20位21~30位出典ページの先頭↑

■ 11~20位
順位 作品 解説
11 映画「グリース」サウンドトラック
(Grease: The Original Soundtrack from the Motion Picture)
1978年

オリビア・ニュートン・ジョン、ジョン・トラボルタ他
(Various artists)

【動画】
<アルバム再生リスト>

動画→


【配信】
Amazon→
3800万。 ディスコ映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の大成功で時代の寵児となったジョン・トラボルタと、アイドル的人気が沸騰しつつあったオリビア・ニュートン・ジョンが共演した青春ミュージカル映画「グリース」のサントラ。

ニューヨークの劇場街ブロードウェイで長期にわたって愛されてきた舞台版グリースの楽曲に、オリジナルのナンバーも多数加えられ豪華2枚組としてリリース。 このときトラボルタ24歳、オリビア29歳。2人のデュエット曲の掛け合いも見事にハマり、勢いに満ちあふれた名盤となった。

シングル2枚も全米1位となり、映画と音楽ともに大ヒットとなった。
12 「レッド・ツェッペリン IV」
(Led Zeppelin IV)
1971年

レッド・ツェッペリン
(Led Zeppelin)

【動画】
<フル・アルバム(リマスター)>


<アルバム再生リスト>

Black Dog→

Rock and Roll→

The Battle of Evermore→

Stairway to Heaven→

Misty Mountain Hop→

Going to California→


【配信】
Amazon→
3700万。 史上最強のハードロックバンドとされるツェッペリンの4作目。 収録曲はわずか8曲だが、すべての曲がパワフルで、かつ違った持ち味を発揮。

ヘビーメタルからフォーク、ブルースまでを網羅する傑作と称賛された。 「天国の階段」「ブラック・ドッグ」「ロックン・ロール」といった有名な名曲も収録されている。

プロデューサーも務めたギタリスト、ジミー・ペイジの技術力、演奏力も卓越している。 ヘビーメタルのアルバムとして最高傑作と評する評論家も多い。

2007年に米国ロックの殿堂が選んだ「歴史的なアルバムベスト200」で4位に入った。
13 「バッド」
(Bad)
1987年
大橋直久
マイケル・ジャクソン
(Michael Jackson)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3500万。 史上最高の売上を記録した「スリラー」から5年ぶりの新作アルバム。 「バッド」「マン・イン・ザ・ミラー」などの有名な代表作を生んだ。

一つのアルバムから5曲連続で全米ビルボード1位を獲得するという記録をつくった。 日本のオリコンの年間チャートでも5位となるなど大ヒット。 マイケルにとって2番目に売れたアルバムとなった。

収録された 11曲のうち9曲を自ら作詞・作曲した。 恋愛から世界平和、メディア批判、妄想(パラノイア)、人種問題にいたるまで幅広いテーマを扱っている。 プロデューサーは前2作と同様のクインシー・ジョーンズ。

グラミー賞の最優秀アルバム賞にノミネートされた。
14 「ジャグド・リトル・ピル」
(Jagged Little Pill)
1995年

アラニス・モリセット
(Alanis Morissette)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3300万。カナダ出身の歌手アラニス・モリセットが、20歳のときに発売されたアルバム。 母国カナダ以外で出した初めての作品が、特大ヒットとなった。

高校を卒業した後、曲づくりに行き詰まっていたアラニスが、米ロサンゼルスへ旅行。 そこでマイケル・ジャクソンなどへの曲の提供で知られる作曲家グレン・バラードと出会って意気投合し、共同で制作に入った。2人で実験的なサウンドづくりに励んだ結果、ポストグランジやポップロックの影響を受けたオルタナティブ・ロック作品が出来上がった。

別れた男への恨み節の曲「You Oughta Know」が最初にシングルカットされると、若者たちが飛びついた。

3枚目のシングル「Ironic(アイロニック)」なども大ヒットした。

世界13か国のアルバムチャートで1位を記録。 1996年のグラミー賞で最優秀アルバム賞など5部門を受賞した。
15 「フォーリング・イントゥ・ユー」
(Falling into You)
1996年

セリーヌ・ディオン
(Celine Dion)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3200万枚。 カナダ人歌手セリーヌ・ディオンの代表作。 1990年代に爆発的な人気を誇ったセリーヌにとって最初の全米アルバムチャート1位になった。

「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」「オール・バイ・マイセルフ」などのヒット曲を生んだ。

得意のラブバラードが中心となっている。 曲ごとにプロデューサーが異なっており、総勢14人がプロデューサーとして参加した。 サウンドや曲調もソフト・ロック、クラシック調、アフリカン聖歌、スパニッシュなど様々な要素が取り入れれた。

グラーミ―賞の最優秀アルバム賞にも輝いた。

前作のアルバムからのシングル「パワー・オブ・ラヴ」が全米1位となり、人気が上昇しているなかでリリースされた。

本作で世界的に大ブレークし、翌年に発売された映画「タイタニック」の主題歌及びアルバム「レッツ・トーク・アバウト・ラブ」で人気が絶頂を迎えた。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)
1967年
naoyakiyohar5
ビートルズ
(The Beatles)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3200万枚。 数々の名盤ランキングで1位に輝く不朽の名作。

世界を熱狂させたライブ活動から撤退したビートルズが、数か月間スタジオにこもって制作したアルバム。

自分たちのアイデアをじっくりと時間をかけて具現化し、完成度の極めて高い作品に仕上げた。

架空の人物(ペパー軍曹)が率いる楽団によるライブという設定になっている。 いわゆるコンセプトアルバムの先駆けと位置付けられている。

全米チャート15週連続で1位。 ビートルズを冷遇してきたグラミー賞も、さすがにこの作品には最優秀アルバム賞を与えた。
「デンジャラス」
(Dangerous)
1991年

マイケル・ジャクソン
(Michael Jackson)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3200万枚。大成功を収めた「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」「バッド」の3作品に次ぐマイケル・ジャクソンのアルバム。

シングル「ブラック・オア・ホワイト」が全米1位となった。 それ以外の曲は米国で1位にならなかったが、バラード「ヒール・ザ・ワールド」は地球愛・人類愛の賛歌として長年にわたって親しまれるようになった。

従来のR&Bやロックに加えて、クラブ系ダンス音楽の要素を取り込んだ。 とりわけ、妹のジャネット・ジャクソンやボビー・ブラウンらの作品によって注目を集めていたニューヨーク生まれの新しいジャンル「ニュー・ジャック・スウィング」に傾斜している。

3作でプロデューサーを務めたクインシー・ジョーンズを起用せず、かわりにニュー・ジャック・スウィングの旗手だったテディー・ライリーを共同プロデューサーの一人として抜擢した。

一貫性の強いアルバムとして評価されている。
映画「ダーティ・ダンシング」サントラ
(Dirty Dancing)
1987年

ビル・メドレー&ジェニファー・ウォーンズ 他
(Various artists)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3200万枚。 音楽とダンスで当時の若者たちの心をわしづかみにした恋愛映画のサントラ。

とくに主役2人によるラストのダンスシーンは強烈なインパクトを与え、時代を越えて語り継がれている。

そのシーンで流れる「タイム・オブ・マイ・ライフ」が主題歌。シングルチャートでも全米1位になった。

また、主演のパトリック・スウェイジが歌った「She's Like the Wind」、エリック・カルメンの「ハングリー・アイズ」も大ヒットした。
19 「21」
(トゥエンティワン)
2011年

アデル
(Adele)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3100万枚。

イギリスの歌手、アデルの2枚目のアルバム。 21歳のときに制作された。私小説的な失恋の歌詞がつづられている。大人になった心の葛藤を、時には力強く、時にはささやくように、それでいて実に堂々と歌い上げた。

心の底から響き届く歌声が、世界中の人々の気持ちをとらえた。 ヒップホップやデジタル・サウンドが主流の昨今、ナチュラル・サウンドにこだわった上質な音作りが高く評価された。

グラミー賞のアルバム賞を受賞。 一枚目のシングル「ローリング・イン・ザ・ディープは」レコード賞と楽曲賞の2冠に輝いた。 歌詞とピアノがきれいに織りあげられた美しいバラード「Someone Like You」も収録されている。

アデルは、1988年、ロンドン生まれ。ソウル・ミュージックを聞いて歌手を志し、イギリス・レコード協会が運営資金を提供している音楽の専門学校に入学。 在学中に頭角をあらわし、デビューアルバムの「19」を発表し、大ヒットさせた。
「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ」
(Let's Talk About Love)
1997年
大橋直久
セリーヌ・ディオン
(Celine Dion)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3100万枚。20世紀を代表する傑作映画「タイタニック」の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を収録している。

アルバム1曲目は、キャロル・キングが作曲した「リーズン」。 このほか、バーブラ・ストライサンドとのデュエット「愛を伝えて~Tell Him」などが収められている。 ビージーズやダイアナ・キングら多くの著名ミュージシャンが参加している。

1990年代に一世を風靡したセリーヌ・ディオンの絶頂期の作品。 前年にリリースした「フォーリング・イントゥ・ユー」に続いて、2作連続で3000万枚を売る偉業を成し遂げた。 日本でもミリオンセラーとなった。

また、アメリカ版では、日本のテレビドラマ「恋人よ」の主題歌として作られ、 1995年に日本でシングルチャート1位(オリコン)に輝いた「トゥ・ラヴ・ユー・モア」が、 アメリカ版などに収録された。
「ザ・ビートルズ1(ワン)」
(THE BEATLES 1)
2000年
naoyakiyohar5
ビートルズ
(The Beatles)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3100万枚。 20世紀の最も偉大な音楽アーティストと言われるビートルズが、21世紀初頭に出したベスト盤。 バンド解散から30年の節目にあわせて発売された。 「1」という題名が示すとおり、米国または英国のチャートで1位になった27曲を収録している。

世界35か国以上で1位となった。 日本のオリコンでも1位に輝き、日本国内で史上一番売れたビートルズのアルバムとなった。 ビートルズの母国イギリスでは、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に次ぐ歴代2位。 また、全世界のセールスとしては、今のところ21世紀で最も売れたアルバムになっている(2019年3月現在)。

ビートルズ時代の後に育った若い世代に、 ファン層を広げるきっかけとなった。 このアルバムの大成功を受けて、 エルビス・プレスリーやマイケル・ジャクソンの1位の曲を集めたベスト盤を出した。
「メタリカ」
(Metallica)
1991年

メタリカ
(Metallica)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3100万枚。 メタリカの5作目。 通称「ブラック・アルバム」と呼ばれている。 ヘヴィ・メタルの歴史の中で最高峰の一つとして位置づけられている。

このアルバムが発売された1991年には、ヘビメタのブームは終焉を迎えていた。 かわってグランジが台頭していた。

こうした中なか、本作はヘビメタの旗を堂々と掲げ、極めて高い完成度によって聴く側をうならせた。 リフの鋭さや重いスピード感で圧倒するのでなく、音楽全体の質によって世界の人たちを魅了。 ヘビメタを高度な芸術の次元へと引き上げたとされる。

ラーズ・ウルリッヒの存在感のあるドラムの音、ジェームズ・ヘットフィールドの心の深い部分から吐き出るようなエモーショナルなボーカルなど、様々な優れた要素が完璧な形でまとめられている。 作品全体にみなぎる緊張感もすさまじい。

1曲目の「エンター・サンドマン」はバンドにとって最大のヒット曲になった。

トップ1011~20位21~30位出典ページの先頭↑

■ 21~30位
順位 作品 解説
23 「ゴールド:グレイテスト・ヒッツ」
(Gold:Greatest Hits)
1992年

アバ
(ABBA)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3000万枚。
「ウルトラ・マドンナ~グレイテスト・ヒッツ」
(The Immaculate Collection)
1990年

マドンナ
(Madonna)

【動画】
<フル・アルバム>


<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3000万枚。
「アビイ・ロード」
(Abbey Road)
1969年

ビートルズ
(The Beatles)

【動画】
<アルバム再生リスト>


【配信】
Amazon→
3000万枚。
「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」
(Born in the U.S.A.)
1984年

ブルース・スプリングスティーン
(Bruce Springsteen)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
「ブラザーズ・イン・アームス」
(Brothers in Arms)
1985年

ダイアー・ストレイツ
(Dire Straits)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
映画「タイタニック」サウンドトラック
(Titanic: Music from the Motion Picture)
1997年

ジェームズ・ホーナー
(James Horner)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
「ネヴァーマインド」
(Nevermind)
1991年

ニルヴァーナ
(Nirvana)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
「ザ・ウォール」
(The Wall)
1991年

ピンク・フロイド
(Pink Floyd)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
「スーパーナチュラル」
(Supernatural)
1999年

サンタナ
(Santana)

試聴(Amazon)→
3000万枚。
「アペタイト・フォー・ディストラクション」
(Appetite for Destruction)
1987年

ガンズ・アンド・ローゼズ
(Guns N' Roses)

試聴(Amazon)→
3000万枚。

出典:
List of best-selling albums(Wikipedia)
RIAA U.S. Sales Database